アビス[ガラスの砂時計]
最近スケッチばかり弄っていた気がしますが、ようやく小説更新。
間奏曲。今までの『宝石』の、集束点的な内容です。アッシュの二律背反に、もう一つ重ねました。生き続けるための可能性。死を宣告された中で縋るための、考えのすり替え。
アッシュと被験者イオン様。
霊廟という死者の館でああいう会話をさせたかったがための「霊廟」設定でした。二人の約束についてはイオンからアッシュへの感情も含め、もうちょっと書き込んでいくつもりです。
ある意味で、死者に生かされている人たち。
「大丈夫。もう怖い夢は見ない」という言葉。
もう夢を見ないのは、言われる方ではなく、言う方なのです。
- 2006/07/17