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ヴェスペリア『PLANETES』


 ヴェスペリア[必要とされなかった真実]更新。
 『誰がために鐘は鳴る』でやりたかったことの、半分以上が片づいた!
 ついでにToV日記で私的ユリエス?観でも。


 今回、ユーリの罪を半ば意図的に葬る形で書きました。ゲーム中でも個人レベルはともかく社会的な意味では触れずに流していたので、あえて突っついてみたんですが……すっかりネタに振り回されてしまったです。
 当初の構想では、エステル視点で外側からフレンとソディアを考えてみようと思っていたはずなんですよね。でも書いていて気がついたらエステルとフレンが懺悔大会を開いていたんですね。そんなこんなで急遽路線変更(笑) いっぺん形にしてしまうと、数ヶ月は離れないと切り替えきかない私の頭。
 途中からエステルがソディアに視線を向ける余裕がなくなったので、何処かでフォロー挟むかも。

 ちなみに最初はフレンとユーリがこの裁判のことを話している元ネタ(ToV雑記9/7)があって、そこから今回の話が派生したので、さて元ネタの方をどう形にしようかというのも悩みどころです。
 なんせこの連作、あとは「代役」発言問題の最後しか決まってないという。その間のことはこれから考えるしかない。

 あとフレンが過去について思わせぶりな言動をしていますが……うん、ユーリが騎士団やめる経緯とかね、ラピードのこととかね、まだ具体的な中身はほとんど決まってないんですけどね、そのうち過去編もやってみたいよねって野望はあるんです。一応。




#そろそろToV用ネタ帳がごみごみしてきたので、切り出すタイミングが合わない没ネタは片づけないと、使えるネタまで埋もれてしまうぜ。

>ザウデ出立前の軽い会話


「ここ、どうなるわけ?」
「我々と入れ違いに調査団が入ります」
「それ、あたしも混ぜて。調べておきたいの」
「警備担当にもユーリのことを言っておきますが……」
 フレンの言葉に、リタが暗い顔で口を尖らせた。
「違うわよ。これだけ探して見つからないんじゃ、そのうち勝手に帰ってくるでしょ。そうじゃなくて、あの星喰みを何とかするには、いろいろ足りないのよ。ザウデはこれだけの規模だもの、何か手がかりになる技術があるかもしれない」
「あら」
 黙って聞いていたジュディスが、ふわりと表情を華やがせる。
「そういうことなら私もつきあうわ。──いいわよね、隊長さん?」
「わかりました。手配しておきます」
「俺様もいっぺんユニオンに戻るかね。今回のごたごた、知らせとかないとマズいっしょ」
「ボクも行く。いい?」
「おうよ。おっさん一人じゃ寂しいからヨロシクねー少年」


>フレンとウィチル二人きりでこんなバージョンもあった

「ノードポリカを制圧したとき、僕がユーリに言ってしまったことを覚えているか」
「えっと……あれですか、隊長もラゴウやキュモールのようにって」
 ちらりと周りを気にしたように、ウィチルの視線が泳ぐ。
「ユーリのこと、君も気づいてるだろう」
「そりゃまあ」
「どう思った?」
「ざまあ見ろ」
 あっさりした即答に、思わずフレンは吹き出した。
「正直だな」
「僕は騎士じゃないですから。ビックリは、しましたけど」
「そういうものか」


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