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銀河鉄道の夜


 昨夜はどうもありがとうございましたー!

 先日出しました創世暦の雪国配役の名前、あのネーミングの揃い方で大半の元ネタが宮沢賢治「銀河鉄道の夜」によるとお気づきの方もいるかと思いますが、深夜の話題は雪国中心で、3時半を回った頃からは「銀河鉄道の夜」の話でめちゃくちゃ盛り上がっておりました(笑)
 うちのサイトは御覧の通り赤毛一色ですが、雪国もすごく面白いですよね……他ジャンルも抱えているのでアビスは赤毛だけで手一杯なので、雪国は創世暦で、こんな風にネタを仕込んで遊ぶのが精一杯なのですが。

 もともとうちの創世暦は、基本的には前世というか『配役』で、現代のキャラたちをモデルにキャラクターメイキングした部分が大きいです。パーソナリティだったり、人間関係だったり。
 だからジェイド=サザンクロスで、サフィール=ヨハネスで、ピオニー=アルビレオで、ネビリム先生=ヒルデ先生と、要素抽出による相似形に組んであるのです。

  ミハエル・クロイツ/サザンクロス
  アルビレオ・フォン・ラインハルト
  ジョバンニ・ステッラ/ヨハネス・シュテルン
  ヒルデガルト・ツェンタウル

 博士の本名がミハエル・クロイツ。
 クロイツはドイツ語の「十字」=白鳥座(北十字星)。作中では旅の始まりが白鳥の停車場のすぐ手前でした。
 そしてサザンクロスは旅の終着駅。

 アルビレオは、白鳥座のクチバシに位置する、黄色と青色に輝く二重星。白鳥区の最後に見える観測所。

 ツェンタウルはこれもドイツ語で「ケンタウルス」=ケンタウルス座。南天の星座で、南十字星のすぐ北にあり、小さな南十字星を囲むような形になっています。この旅は、ケンタウル祭の夜。

 ヨハネスは、実は名前をケテル風(ドイツ語)に読み替えてヨハネスと名乗っている設定で、元々の名前はジョバンニ。主人公のジョバンニです。ステッラ(伊)/シュテルン(独)は「星」。

 『カムパネルラ』の名を持つキャラはいません。
 死に奪われて失われたのは特定の誰かではなく『過去』であり、喪失される半身『カムパネルラ』の名前を持つキャラクターは配置しようがなかったのでした。
 というか、ジョバンニの名を当てたのはサフィールですが、もともとジェイドとサフィールは過去という点で自分の延長線上であり、サフィールへ投影されているのは未分化のまま強引に切り捨てた半身であり、『ジョバンニ』はジェイドでもありサフィールでもあり二人とも『ジョバンニ』で、『カムパネルラ』は先生であり幼少期の日々であり結局は先生が生きていた頃の幼い二人であり、旅の終わりにカムパネルラが消えて一人でサザンクロスに辿り着いて『本当の幸い』を探しに帰らなきゃいけないのも、この二人かなぁと。

 んで本を読み返してると、時計をかたく握りしめて「もう駄目です。落ちてから四十五分たちましたから。」と言ったカムパネルラ父が陛下のようというのは確かに、面白いですよ、ゆうかさん!

 ぼんやりしたフィーリングによる部分が大きかったのが、ここまで言語化できて快感。
 外からの刺激って偉大だ。


 青空文庫「銀河鉄道の夜」
 新潮文庫版角川文庫版
 ちなみに私が持っている文庫は新潮社の方です。


#しっかし自分の発言を拾うために昨夜のログを開いていたのですが、ジェイドとディストの掘り下げ話の合間にレザードはシルメリアでも変態だとかXenosagaのEp3で玉砕だとかが混じってるカオスなログですわ(笑)

#「ミハエル」と「ラインハルト」は元ネタが異なるので割愛。


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