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ヴェスペリア『PLANETES』


ヴェスペリア[輝くもの天より墜ち#3]更新。
二年ぶり更新で、十年前のデュークとオリキャラ皇妃がメインという。

その二年前に出した[一つ星]が『誰鐘』のユーリとフレンの補足なら、こっちは『誰鐘』続篇の補足です。デュークがちょっと昔話するから。
『誰鐘』続篇まだとうぶん書き上がりそうにないけど、とりあえずシリーズ生存表明。

十代の頃に「帝国に大切なひとを殺されて信じていた世界に裏切られて絶望を知った」という似たような経験をしているけど、その後の人生はいろいろばらばらというコンセプトで過去設定を捏造してたんですよね。
皇妃はデュークを人間社会に引き留める役割として作ったんでした。あとバッドEDルートな第二部エステル。


輝くもの#3は半分くらい三年前ので半分くらいは最近書き足した分です。
PS3版が出る前に『誰鐘』完結させなきゃ!とひた走ってたあの頃が懐かしい。捏造設定の基本形は当時からほとんど出来上がっていたので、もう公式外伝小説からはかけ離れていて、いざ出そうと思うとビミョーにやりにくい気がしてくる自業自得、もっと早くにはっちゃけていればもっと簡単に開き直れたものを(笑)

『PLANETES』シリーズのテムザは、クリティア人が(混血も含めて)多いけどミョルゾと逆にブラスティア放棄してなくて、ヘルメスが新型ブラスティア開発したり、彼の理論を応用して研究仲間だったイエガー父が心臓ブラスティア造ったりするくらいに研究が盛んで、それ故に強硬派エンテレが町ごと住人ごと滅ぼしちゃると張り切ってしまったような町です。

ついでに人魔戦争その後。
テムザに乗り込んだデュークと皇妃は無事にエルシフルと再会、テムザが滅ぼされるに至った真相を知り、停戦&生存者の安全と引き換えにヘルメス式の放棄と技術の永久封印を約束するものの、それを受け入れるか否かでエンテレケイア側が二派に分裂して争う事態に。
それにもなんとか決着がついて、穏健派エンテレと帝国の間で正式に平和的なヘルメス式放棄に尽力する盟約を結びましょうという段階まで話が進むものの、エンテレを恐れた一部の策略によりエルシフルや皇妃が殺され、盟約に関わっていた皇族貴族たちも巻き添えで死んだので、ヘルメス式に関する情報も失われてしまってすべて御破算に。
人間もエンテレも多大な犠牲を払って結局は何も成せなかった、そんな結末。


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