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ガンダムAGE更新


ガンダムAGE、[untitled intermezzo]更新。
#40幕間でアセムをディーヴァに拉致ってみた話。

前半はアセムとロディとユノアの大人組がいい年してきゃっきゃふざけていて、後半は昔話と親子愛。血縁も擬似も。
だってキオにウルフ隊長の話をとかね、ウィービックとアングラッゾのこととかね、書きたかったんだよ……だってアニメはそういうことしそうにないでしょっていう。

というか、三世代篇開幕にあわせて、すべて上手くいく答えなんてないけど未来の希望はあるよね的な話を書きたくなったのが最初だったんですよ。そこに、アセムをディーヴァに放り込んでいろいろ遊べる機会なんて次があるかわからない!と意気込んで、今までの捏造を回収するかたわら、手当たり次第にネタを詰め込んでたら、伏線になるかもしれないネタの種をばらまくような話になってしまった。
あれ、回収した意味なくね? むしろ悪化してね?


以下、ばらまいた小ネタとか、二代目の屈折とか、いろいろ。
#ついったでの書き散らかし回収+α、pixivの端書きよりちょっと増えてます。


>嘘の話
学生時代のことで、ゼハート相手のつもり。フリットではない。
うっかりてきとーに誤魔化そうとすると、ぴしゃりと逃げ道ふさがれてごめんなさい的な。「何ですぐバレるんだろう」「顔を見ればわかる」「えー」的な。
アセムがフリットにそういうことしないイメージは小説からかなー。思春期入ったら特に。たぶんアセム自身があまり覚えてないちみっこ時代には子供らしく可愛くやらかしてたと思うけど。んでフリットの方が逐一覚えてそうだけど。
小説版フリットが思い出す自転車練習とかよっぽど衝撃的だったんだな自分。


>「お兄ちゃん」
言わせたかったんだよ……!
だって13年前はまだお兄ちゃん言ってそうなイメージあるんだ。キオ生まれたときのユノアはまだ、キオ篇よりアセム篇の少女時代に近い。見た目のせいかな。
相手によって態度が変わる(悪い意味でなく)というのが地味に話の軸の一つになってたので、二人きりならいいよねと突っ込んだ。


>アセムとオブライトの話
前から小ネタあったんだけど、上手いこと話にならなかったのでそのままお蔵入りしてたのを再利用。
公式のアセム篇その後はよくわからないけど、もしアセムがずっとディーヴァにいたら、中尉のオブライトはディーヴァにはいられないんじゃないかと思って。上下関係の問題で。


>ミレース艦長の『こぼれおちた、』後日談
実はpixivにこそっと置いてるif二代目ビシディアン妄想の裏設定集には余談として書いてたんですが、そういえばサイトでは置いてなかったので、とりあえずここに貼っつけておきます。

その後の二代目if裏話。

アセム隊M.I.Aからだいたい二ヶ月かけて事件の後始末と解散する艦隊の再編先を調えたミレースは、すっぱり軍を退役。軍時代のツテを頼りにシド事件の真相を探る。最終的にビシディアンとコンタクトを取りたくてララパーリーに相談したら、もう軍人じゃないならいいかと、クライアントの秘密は明かせないけどその代わりにラクトに話を持っていくことを勧められる。

かつての戦友だけど何やら海賊周辺をかぎまわっていて扱いに困っていた元軍人の目的が、息子のように可愛がっていた男の行方だと知ってラクトも苦笑い。総司令関係なかった。いや親子だから関係あるけど、完全に私事でしかなかった。
ちょうどビシディアンの有能な新入りとも近いうちに顔合わせしたかったからと、さっさと面会の約束を取り付けてミレースも同行を誘われる。
そうしてバロノークでついにサプライズ再会。

そんなこんなで結局ミレースの落ち着いた先が、体力が目に見えて落ちてきたアングラッゾのフォロー&後継者の教育。隊長だけどMS乗りばかりで前線バカなきらいのある二代目は、もう少し艦長としての采配を学ぶべきとみっちり仕込まれる。

毎年キオに贈られてくるミレースからのプレゼント?
もちろんアセムからのでもありますよ?


>ロディの屈折
今回ちょっと屈折したキャラ付けをしてしまったので言い訳。
24歳の時はアセムの年上らしく父親へのコンプレックスにも上手く折り合いつけた先輩風だったのに、キオ篇では軍にいて驚いたものでした。たぶん軍に入ったのは二十代後半だろうし、もういい年なのにちっとも帰ってなかったみたいだし、あの分だと(父親とは話つけてたかもだけど)半ば家出同然で工房を飛び出したっぽいしで、あとメカニックはチームプレイだと思うので最終的にどうなるかはともかく、本人的には工房を継がない覚悟で家を出たのかなあと思ってしまったわけです。
そうなると次にロディがどうして家を出たのかが気になって、親子関係というか内的な思春期の問題は乗り越えられても、人生の問題はそうじゃなかったのかなあと。工房の後継者とか。たとえばアセム篇の数年後に父親が倒れて命に別状なかったけど、周囲で本格的に後継ぎの話が出てきたタイミングとかで。外伝でDHの改造もやり遂げてるので実力ある弟子も大勢いたんだろうし、ロディもいろいろ思うところあったのかなあと考えてしまったわけです。

アセム篇のウルフ隊長が褒めて伸ばす教育方針だったのも、それが価値基準が父親すぎて自己否定的なアセムに必要だったというのはもちろん、ロディにもそういう時期があったんじゃなかろうかとちょっと思った。

軍に入ってアセムと再会した頃は、アセムの方が階級が上だろうから弁えて居住まいただしてたんだろうなー、でも『ひな鳥』的にはその頃にアリーサもディーヴァに帰ってきたりしてて、せっかくウルフ隊長仲間(?)になれるのにロディいつまでもおカタくて駄目とか壁を感じるとか何とか言われてとっ捕まって、アセムとアリーサの二人がかりで砕けさせられちゃったんだよ。
んでそれをミレース艦長や、ロディにAGEシステム引き継ぎ中のディケなんかが、やれやれと元気にじゃれあってる子供たちを見守ってるわけですよ。
っていう妄想過去。末期症状です。


>アセムの灰色の魔女思想
まだよくわかったとは言い難いので、現段階の解釈でさらっと書いてます。
#40で語られた当初は均衡を取って戦争の膠着を第一の目標とするにしても、落としどころは?と首を傾げていたんですが、最近もしかして先のビジョンがない、というかビジョンを持てないのかもしれないと思い始めて、どんどん落ち込んできました。
戦争なんてないのが一番良いのはわかってる。でも戦争が終わればいいのかってなると、終わろうと言ってすぐ終われるわけじゃない、終わる前に戦後の優劣を勝ち取るための決戦があるんだろう、今の時代に終わるには大量の犠牲を支払って勝敗を決すことになるんじゃないか、しかも地球圏で、というのをとにかく先送りしたいのかなあというのがこの頃の解釈です。

そして、父親と同じXラウンダーからウルフ隊長のスーパーパイロットへの転換は、幼年期の幻想との決別で、アセムにとって自立の第一歩として必要な段階だったけど、そこに至るまでの叩き落とし方がAGEの割に丁寧だったから、最善の理想は叶わないという確信、うっすらトラウマちっく。

でもアセムはマクロに物事を見るのが得意なタイプではないと思う。そして灰色の魔女思想は理想が弱いと思う。なので三世代篇開始時点の三人の手段と目的からどれか一つ物語的に「正しい」ものが選ばれるのではなく、その先に三人で答えを見いだすなら、そんな未来の希望もいいかな、とか思ってみる。

そういえば13年前の新型開発云々はクランシェのことなんですが、妙にネタを引っ張ってしまってこれからどうしようかな。局地戦の勝利よりも地球側の戦力底上げを的な意味で、灰色の魔女の兆しみたいな位置づけになってきちゃった。

『ひかり』の時はそんな意味はなかったんだけど、これもまあアニメ追いかけながらのアドリブだよねー。
普段ゲーム系が多い&超遅筆の自分は、話全体(または一区切り分)を振り返った上で物を書くことが多いので、アニメや連載でガチ現在進行中の内容について、予想込みの解釈で物を書くアドリブはあんまり経験ないから、この手探り感は楽しいっちゃ楽しい。
この方向でいいのか悩み出すと苦しいけど。


#いろいろ引っ張ってるネタは続けられるし続きそうなんですが、だんだん私だけが楽しい世界に閉じこもってきた気がしないでもないので、書き続けるかはビミョー? だってAGEで感想はサイトもpixivもあわせて片手で数えられるしかもらったことないよ! ありがたい点数とブクマ数とweb拍手で生きてきてるけど、やっぱりたまには感想欲しいよ、こんな路線がどんな風に受け止められてるのか知りたいよぶっちゃけ不安だよ!(笑)


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