雑草群生地

ブレイクブレイド、赤毛チート眼鏡の名演技と愉快な初陣～を考えてみた。
TV版が今ここら辺みたいなので、ネタバレとか考える方がメンドイ気がして。
あとちょと長い。

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デルの着地の地響きでナイルは「始めちまってる」と言ってたが、むしろジルグはこの時点で「もう終わった」と判断したのじゃないだろうか。
装甲健在で轢き逃げアタック中に大きく跳び上がる理由ってないだろうし。ライガットがデルの装甲をパージして武器による格闘戦に移行したならば、轢き逃げアタックで敵を引っかき回して混乱で浮き足立たせるという一番のお仕事はもう終わった、つまり本来の狙いであるナルヴィ班の奇襲～バルドの本隊との挟撃が成立する前に、実際そうだったように、崩された敵がバルド本隊に押し返されて撤退を始めると読んだ。

エルテの機動力ならば、この峡谷で普通はありえないルートでの追撃も可能。当然あの周辺の地形も敵の配置も把握してるだろうし、撤退するルートの推測も出来るだろう。
ならばこのまま当初の目的どおり動いて時間を無駄にするより、さっさと釣りに適したポイント取りに行く方が美味しい。

でもそれをナルヴィに言うのは、ジルグの選択肢でたぶん「ありえない」。そもそもライガットに見つかってなければ追撃の戦果をまともに報告する気もなかったくらいだ。
とはいえ何も言わず隊を離れてようとしても、上官の命令違反で下手に食い下がられると面倒。もちろん追いかけてこられても邪魔。だったらナルヴィたちの方から自分を置いていってもらうのがいい。
──ということであの名演技が炸裂したんでないかしら。

ジルグが「言わない」理由は、たぶんジルグはしっかり戦うつもりも勝つつもりもあるけど、その結果を周囲から評価／称賛されるのが嫌だったんでないかしら。
結局ライガットに見られててバレたけど、ナルヴィは騙して勝手したことで怒ってるし、そこで変に強く否定して話が大きくなるよりもテキトーに流してしまう方がジルグの思惑に近かったんだろう。

ナルヴィに言った「生贄」発言と、一騎打ち時にライガットへの挑発で言った弱者論、かなり過激な言い方になってるけどそれあわせて考えると、ジルグが嫌悪してた「期待」の種類が何となくわかる気がする。

ジルグの味方殺しの話で何となく腑に落ちないのは、一人目の被害者が「蜂の巣」らしいことなんだよな。あのジルグが何発も撃ち込んでるってことだよな。唯一殺された一人目は完全にジルグのタイミングでの不意打ちなはずで、ただ殺すだけなら一発で事足りる気がするんだよな。
本当にイライラして殺したっていうか、たとえばそれだけ取り上げたらまったく何の問題も無さそうな平凡な発言が、最悪の形でジルグの逆鱗に触れたんじゃないか？と思わなくもない。

ボルキュス戦後、がんがん精神崖っぷちまで削られてたライガットに、ナルヴィがジルグの生贄発言を思い出して重ねているので、何かありそうって気もしなくもない……

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てなことは、リアルタイムでもうさんざん話されてそうだがな！