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昔ToDで企画物の話があって


ついったで今日、むかしむかしリメDが出たちょっと後の頃の6~7年くらい前にチャットで盛り上がった企画物の話が出たんですよ。
リメD終盤ソーディアン研究所で、オリDと違って謎空間でオリジナルと一騎打ちなんてファンタジックなイベントになってたソーディアン強化イベント、ゲームではスタン&ディムロスしかなかったから、みんなで他キャラverもでっち上げようぜー的な身内企画。

懐かしいとか思う以前に、私は記憶にさらっさら残ってなかったんですがね!(笑) 最初「え、何そんなこともありましたっけ!?」って感じだったんですけどね! とりあえずToDフォルダひっくり返してみたら、ちゃんとファイル残ってたけどね!

で、集まってたメンバーひとり一組担当って形で、なんやかやで何故だか私がウッドロウ&イクティノス担当になった、らしくてですね?

その時のお題が、企画用ファイルの冒頭にありました。

・イクティノス、敬語で。
・ウッドロウ、BC3の奥義「刹華斬」で締め。
・頭の良さそうな会話をしながらスマートに戦闘。

ああ! 素晴らしいムチャ振りにファイル開いた途端に笑い転げたぜ!
特に最後! ひどいな!(笑)

イクティノスの敬語指定はアレだよリメDイクティノスの言葉遣いがまったくなっとらんって話の流れがあった気がするよ、頭良さそうな~はウッドロウの見せ場だった天上都市篇での論戦がごっそり削られて消えて無くなってたのがけしからんって話の流れがあった気がするよ。集まってたのみんなオリD時代からの仲間だったので。

んで、ゆうかさんがルーティ&アトワイト版をついったで晒してらっさるので、ファイルも見つけちゃったし想い出補正をぶっ壊すために私も晒しちゃうよ!


 一面の蒼い闇は、何処までも果てしなく。
 赤色。青色。紫色。緑色。黄色。色とりどりの小さな光たちは薄ぼんやりと灯りながら、音もなく流れるように踊るように漂っている。その様は、不可思議ながら美しかった。
「これが、この世であってこの世でない場所か」
 心に色があるならば、それはきっと、誰のものもこんな風に美しいに違いない。
「美しいものだな」
 蒼い闇を踏みしめ歩きながら、ウッドロウがわずかに笑みを滲ませると、ささめくように遠い光たちが揺らめいた。
 右手の先からは、戸惑うような気配を感じる。
『……あなたらしい、と言うべきですか』
 そうして、しばらくして落とされたイクティノスの嘆息は、呆れたような苦笑いに染まっていた。
「そうかな」
『いつからあなたを見ているとお思いですか』
「そうか、そうだったな」
 歩みを緩めることなく、ただ、噛み締めるように呟く。
 かつて彼の声を聞くことは稀だった。王である父にまみえる機会が稀だったのと同様に。
 イクティノスは、ずっと、父と共に在る剣だった。
「私にとって、おまえは兄のようであり、もう一人の父のようでもあった」
『……勿体ない言葉です』
「だが、そうであれば尚のこと、私が父を越えてゆかねばならぬように、おまえのことも越えてゆかねばならなかったのだと……今回のことで、今更、気づかされたよ」
 イクティノスのマスターとなってようやく、王としての戴冠をも、真の意味で果たせた気がした。
 ソーディアン=イクティノスは、代々のファンダリア王が携える宝剣だった。そして、亡き父の剣だった。父から受け継ぐイクティノスの承認をこそ、もしかしたら心の何処かで欲していたのかもしれない。
 王が向き合うべきは、目の前の民でしかありえないというに。
「だからこれは真実、私が乗り越えねばならぬ壁なのだろう」
 言って、ひたとウッドロウは歩みを止めた。
 蒼い闇を漂っていた無数の光が、螺旋を描きながら集まっている。そうして大きく膨れ上がった光の、その向こうから、長身の人影がゆっくりと歩み出てきた。
 ひどく色の薄い金髪が、微かに渦巻く風に揺れている。
「お待ちしていました。……驚いてはいないようですね」
 うっすらと笑みを含んだ、その声はひどく耳に馴染んだ声だった。
「何故かな、そんな気がしていたのだ。いや、そうであればいいと思っていたのかもしれない」
 ウッドロウが小さく笑うと、彼もまた涼やかに微笑んだ。彼の手には、青白く輝く抜き身の剣が一振り。それは、ひどく見知った剣だった。まったく同じ剣が、ウッドロウの手の中にもある。
「そうですか。では私も今更あなたに、覚悟を問いますまい」
 半身を引いた彼が、細い切っ先をわずかに持ち上げる。
「越えてみせてください。私を」
「そのために来た」
 応じたウッドロウもイクティノスから鞘を払う。
「いざ尋常に勝負!」
 イクティノスが、鋭く発した。
「――参る!」

  * * * *

「王として父イザークを、戦士としてイクティノスを、私は越えてゆこう。私の守りたい民のために。守りたい世界のために」
 たとい何も見えなくとも何も聞こえなくとも、進むべき道はわかっている。
 だから、歩みを止めることはない。

『――ウッドロウ殿!』
『我が身、我が力はあなたのために、我が意志はあなたと共に!!』
「私たちは、こんなところで立ち止まるわけにはゆかん!!」


たぶん戦闘前シーンと、戦闘中の刹華斬で締める前の台詞って感じでざっくり書き出してあって、これ以上は他の人のに合わせて演出を調整するつもりだったっぽいね!
スマートに戦闘? そんな物、私が書けるわけないじゃないか。




#ずっとぐるぐるぐだってたけど数年前に一周回ってもうオリD原理主義のリメDアンチでも良いじゃないかと諦めたら少し気が楽になったけど、リメDの出来の良し悪しは別として女性の趣味だけは相容れないと思ったけど何と言うかリメDが嫌いってのより、別物のくせにリメDがこの世に存在する限りオリDが陽の光を浴びることはないということが憎まずにいられなくて、リメDがリメDとして存在することが許せないって感じなのが、たぶんこれってアビス的な感情ですね。

#だがD2は好きだ。最愛のスタンがもう死んでることなんて序盤のカイルたちの旅立ちで確信してたがむしろテンション上がったくらいにスタンの生死そのものは私にとって小さなことだった。主人公の父親の死の謎とかベッタベタに美味しいですよね!とか思ってた。
だから今でもスタンの死の真相が明かされるイベントが、本当は父親の死も知っているカイルの記憶障害に絡めてではなく、ロニの懺悔を主軸に展開されちゃったことがホントもったいなかったと思ってる。
D2の物語の構成ってアビスと同じくらい主人公のカイル中心に配置されてるけど、ここは父親の話で英雄の話なのに違っちゃってるんだよな。バルバトスの物語上のポジションは父親の仇討ちとか復讐とかじゃないんだし、英雄になりたくて力ばかり求めて闇に堕ちたバルバトスを、同じく英雄になりたかったカイルの間違った道を選んだなれの果てとしてきっちり否定されるプロセスが欲しかったネー。


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