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デジモンアドベンチャーtri.第1章


ブルーレイ1章が普通に昨日届いたので。

原始、宇宙には魂の無い造り手デミウルゴスと、世界の真の姿であるイデア、混沌として形を持たない魂のみがあった。
デミウルゴスは自らを生み出しし存在を知らず、魂を知らず、イデアを知らず。
其が生み出しし世界は、真の世界の影に過ぎず。

ゼノ信者としてはデミウルゴスの単語でうっかりグノーシス主義の偽神がちらつくが、あっちはプレロマだからイデアのこっちはプラトンのイデア論。ならば魂はプシュケー。
この流れでアリストテレスまで転がるとエンテレケイアとかテイマーズになるなあ。

造物主デミウルゴスが生み出した「世界」はデジタルワールドのことなのか、現実世界も引っくるめてなのか? デジタマ発生から誕生にかぶせての語りだから、デジタルワールドの在り方のような気がしないでもない。
イデアの似姿がデミウルゴスの造る世界。人間の心のありようの似姿がデジタルワールドというのは、人間世界の影響を受けて歴史すら書き換わって進化の光も失われ忘れられていた漫画版クロスウォーズが特にそんな感じ。


以下、劇場行ってきた12/5のツイッタ感想回収。

デジモンアドベンチャーtri.見てきたよぉおおおお!! オメガモンじゃなかったよぉおおおお! ああ特典の色紙がオメガモンじゃなかったんだよ…太一とヤマトが悪いわけじゃないんだけど、オメガモンじゃないなら私は何のために京都まで行ったのか…オメガモンが欲しかったんだよ、オメガモン…

tri手っ取り早く配信で見てしまわなかったのオメガモンのためだからね、デジアドはリアタイじゃなかったから劇場でオメガモン見たことなかったし、ずっと3週目を待ってたのに、なのにオメガモン引き当てられなかったなんて…! そりゃオメガVSアルファ対決は堪能したけどさ!

映画の方は1章だけにいろいろ煮え切らないとしか。
最終的な落としどころが将来の仕事としても今のはまだその前の前だろうし、太一さんの抱える不安とか恐怖とか今のところまだ誰とも共有できてないし、本人も掴み切れてないのか飲み込んじゃうし、1章だけだと太一さん展開的に貧乏くじよね、と。

太一さんの恐怖は、最初の街中でクワガーモン暴れたときに、太一さんの目の前で軽く流血被害でもあればわかりやすかったかなと思った。
割れたガラスで腕切った人がいたとか道路に血痕とか、誰かの血が流れたことを後日の又聞きの言葉だけで済ませると、ちょっと衝撃が弱くなる。

どうしてもヤマトたちの側の、事態解決のために戦ったのに自分たちまで悪く言われるの納得いかない!っていう感情論の方が取っつきやすいんだよね。
太一さんもほとんど言葉にしないで一人で悩んで動けなくなってる分、その原因となった衝撃の深さ重さがあんまり強調されてないのがもどかしいわ…

太一さんの結論が最終的に、デジモンへの無理解・誤解を解消する橋渡し役と、問題が大きくなって被害出すようになる前に火種のうちに見つけて解決してやるよ! 全部の矢面に立ってやるよ!という感じで選んだのが外交官なんだろうなと思ってるんだけどね。


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