劇場版遊戯王THE DARK SIDE OF DIMENSIONS見てきたぜ!! ネタバレ感想だぜ!!
- 2016/04/27
- 雑記
- 遊戯王
行ってきました映画館!!
見てきました『遊戯王THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』!!
ああ、めちゃくちゃ素晴らしい遊戯王だったよ……!!
とりあえずやはりDMの海馬くんでは成り立たないお話だったなあと。
原作では確かに「いつの間にか勝ち逃げ」なんだけど、DMだと海馬くん闇さんにフられて闘いの儀にもきちんと立ち会ったから、勝ち逃げされることも受け入れてるはずなんだよね。一応。
以下、折りたたみの中はネタバレ感想だぜ!
一回しか見てないので見落とし見間違い等ご容赦。
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高校三年生!! 卒業シーズン!! 闘いの儀からは一年半後くらい?
表さんの将来はゲームデザイナーか……うひゃっ。
杏子の夢は前からあったし、進学がありうるとしたら獏良くらい?ってメンツなので、卒業後の進路については特にビックリすることもなかったけど、御伽くんは街でバイト?してたけど学校には卒業式でも不在だったので高校辞めたのかな。
闇さんを巡る海馬くんと表さんに関しては、だいたい「冥界とは何か?」ってところがネックだったんだと思う。
海馬くんは、プロローグ漫画の後にわざわざパズルを発掘して表さんに組み立てろと迫ったんだから、パズルの「中」にまだ闇さんが宿っていて、組み直せば以前のように人格交代が可能になると思っていたわけよね。
だからそうではないと悟っていた表さんが目の前で組み立てて「ここにはいない」と示したときに愕然とした。
それでもタッグの最後にあえてパズルを表さんに渡して「呼べ」と言ったのは、闇さんがパズルの中にはいなくても何処かには必ず存在していると確信していたから、パズルが扉、あるいは異なる次元を繋ぐ道しるべになりうると考えたかな。
一方、闘いの儀で見送った表さんの方も、死者である闇さんが冥界に行ったことを間違いではないとわかっていても、もしかすると闇さんを『アテムを二度殺した』に等しいのではないか?という念があったのかも。
表さんの器から出て魂だけになって冥界へ行くことがどういうことなのか、そこは死の闇ではないのか、永遠の静寂ではないのか、意識の消滅に等しいのではないか、死者の世界のことなんてわかるはずもないから、ずっと小さな棘のように引っかかってたんではないかしら。
あと下校中に取り上げられた表さんのデッキと城之内くんのデュエルディスクを返してもらえたという話があったけど、実際に取り上げられたシーンがなかったのは結構ギリギリまで残すか切るかだったのかもしれない? このときに城之内くんが「表さんが闇さんを忘れたいと思っている」と誤解するような小さなすれ違いがあったのかもしれない?
あの夕焼けの中、デッキをそっと胸に抱く表さんの横顔は美しかったけど、ちょっとただ事でない憂いを感じた。城之内くんが低次元から脱出できたときに闇さんの気配を感じたことをすぐには言えなかったことも、何にもなしとは思いにくい。
序盤に海馬くんが記憶の継ぎ接ぎ闇さんとデュエルしてこれじゃないと憤っていたけど、もしかしたら表さんの中の『アテム』もあの日からずっと時を止めていたのかも。表さんは自分にも厳しいから、そういう厳粛な死生観でぽろっと出た言葉が、城之内くんにはまるで忘れたいかのように聞こえたのかも?
最後の最後で闇さんが現世に出てこれたのも、表さん本人が高次元へ接触する素質をもともと持っているらしいから、表さんの『アテムはもう何処にもいない』みたいな思い込みが海馬くんの言葉で外れて、高次元(冥界)との道が開かれたのかも。
表さんと闇さんが再会できた後、描かれないところで二人が話をしたのとか、表さんが海馬くんに言ったことからして、冥界に行くというのが異世界/高次元の住人になるということに等しく、アテムは何処にもいなくなったのではなく向こうで元気で王様やってるよというのがわかったから、吹っ切れた表さんも海馬くんにああいう風に言えた気がする。
冥界について、アテムの『今』について、海馬くんも表さんも少しずつ勘違いしてた。それが解消されて、二人がそれぞれ引きずっていたわだかまりも消えたのがあのラストではないかなあと。
あと表さんが仕込んだ「死者蘇生」を徹底否定する罠によって闇さんの蘇生を目論む海馬くんが完全敗北したから、作品的には事実上の死者蘇生はありえないと念押しされた感。というか遊戯王世界の「来世」って現世にまた生まれ落ちるじゃなくて魂が高次元の存在に生まれ変わることなんでは……?
だからこそ海馬くんが最後に出してきた、単純な死者蘇生とは異なる回答の破壊力が凄まじいんだけどもさ!
体を魂の牢獄とかなんとか開会演説にもあったけど、そこから発展して闇さんの魂を現世に引きずり下ろすのではなく自分が行けばいいのだと悟り、冥界=肉体を終えた魂が行き着く高次元と定義して、軌道エレベータをリリースして次元越えちゃったわけでしょ!
折しも海馬くんのライフがゼロを刻む寸前に別次元に吹っ飛んでいた藍神の乱入で中断されてしまったというのが、人間としての蘇生はないけど次元云々の裏技ならあるよっていうささやきでもあるかのような(笑)
まあ海馬くんのことだから、帰れる自信もあるだろうけどな! 勝ったところで冥界から現世に凱旋しなきゃな。海馬くんにとって勝手に勝ち逃げ闇さんと改めて決着つけることはめちゃくちゃ大事だけど、ずっとそれに囚われていたとはいえ、それが海馬くんのすべてになってしまったわけではないはずだと信じてる。
個人的な萌えの方の感情では、海馬くんと表さんのタッグデュエルで感無量ぶっちぎりました。はい。映画館でぷるぷる震えてました。特に、海馬くんのモンスター破壊時のデメリット効果で表さんの要塞まで破られた時の海馬くんとか、その後の返し方とかもうね……!
あとライバル認定とかでなく、純粋にデュエリストとして認めた言葉とか!
あ、表さんの私服の黒シャツえろかった。
▲End
映画館では新しいガンドラたんももらえたし、パンフも買えました。
が、グッズは当然ほとんどなかった。藍神ストラップと遊戯&ブラマジカップしかなかった。
こりゃ通販だな通販! と思ったらちょこちょこ品切れしとる……orz
- 2016/04/27