雑草群生地

見てきましたゼーガペインADP！！

これ総集編違うよ…！　全然違うよ…！
いったい何の話なのか気づいてからはもうメンタルおろし金でガリガリやられてるような気分でスクリーンぷるぷる震えながら見てました。

設定解説は最低限あるけど、ドラマ要素はガチTV見てる前提ですね。
話の進め方はかなり淡々としてる感じ。
ただ「違和感」や「差異」を見つけるたびその答えは「既にTVで語られていること」でもあるので、意味がわかってしまってしまうので、その淡々とした進め方がさらにメンタル削ってくれました。
最初と最後は明確だけど中盤の時間経過が、ADPの構成上、端々で今がいつなのか示す台詞を拾ってないと迷いやすいかも？

エマちゃんは超癒しだった。
あと色紙はシズノ先輩でした。いやっほーう！！

この先ネタバレざくざく。
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冒頭でキョウの家族が揃っている→あれ、これ過去回想か生身の頃？
キョウにセレブアイコン出る→あ、これ舞浜サーバーだ。…あれ、何で家族いるの？　え？　え！？
リセット直前のキョウとシマの会話→キョウが覚醒して初リセットだこれ…！

あとはもう、この物語は月面自爆までキョウが精神がりごり摩耗させていく様を見届けるゼロ話なのだと覚悟を決めざるをえないわけで。
いやはや上手い構成だなと感心しちゃったけど、痛いもんは痛い。ぐっさぐさ刺さる。

セレブラント覚醒後も家族の幻影を「必要」としていた一方で、キョウがいつ妹の名前を思い出せなくなったのか、よくわからない曖昧な描写だったのが本当に怖いなぁ。
シズノ先輩に命名した頃にはもう、「ミサキ」が妹の名前だとはわからなくなっていたのは確実だけど。
オケアノスじゃなく学校の方で、カウンセリングを受けていたというのもな……

にしても十年前の回想で出てきたリブート前のハイソなキョウは結構キャラ違ってたのが、今回は覚醒直後からスタートということもあってかだいぶキャラ寄せてきて性格変化も控えめだった分、シズノ先輩口説くところだけホント手が早すぎて笑っていいのか何なのか困るわ。
たぶんリセットにも慣れてきたけど、ループを割り切ったつもりで飲み込んでた蓄積ダメージにボディブローくらってた時期なんだろうと思うけど。
みんなも目覚めたらいいのにと呟いていたキョウが、そのままでいいと言うようになるまでとか。

アルティールがロールアウトしてシズノ先輩がオケアノスに移籍した時点で、キョウのリセット経験がまだ三回だけだったんだよな。
6話のシズノ先輩の言葉からすると、この後かなり繰り返したんだろうし。

最初は食事を不要な物と言っていたシズノ先輩がキョウを食事に誘うようになるまでの間に、どれだけの時間が流れ、リセットを繰り返していたのだろう。
夏祭りの話でシマ司令の浴衣が毎回違うとか、笑い話なんだけどさ。うん……

あとカノウ先輩だけじゃなく、あんなにいた映研部員がTVの時点でカミナギ一人というのもなかなか怖ろしい。
カノウ先輩が先代ミナトだったのも驚いたけど。
オスカーの名前が出た時点で「あ、ここで死ぬ」だったけど……
TVの時点でいない人は見てるこっちもいなくなるとわかってるわけで、先輩たちも他の艦も散っていくあっさり感がまた……

「現実」と同じ発音の「幻日」の話はもう途方に暮れた。


でも最後、初期化キョウとシズノ先輩の初めての再会がTVと全然違っていたんだけど、シズノ先輩の笑顔が綺麗だったんだけど、意味があるんだよね？

舞浜は実験サーバーとか千葉工科大付属で云々とか東京サーバーの件とか、量子サーバー開発者？の集合写真から消えていったナーガとか、ロゴの「NEXT」とか、信じていいんだな！？
ジフェイタスでシマが使ったデータをぶつけての「書き換え」が攻撃手段というにはあまりにアレソレで（犠牲もえげつなかったが）まだ何かありそう？って思うけど。

▲End

スムーズな発券とパンフ購入のために早めに行って先に済ませていたけど、これ見た後に売り場行ってたら勢いでブルーレイ買いかねなかったな……もう予約しちゃってるので買っちゃダメなんだな……と思ってたら、家に帰るとバンビジュの通販から予約の確認が届いててキャンセルできたと知って今ぎゃーすと叫びたい。