ArcR『re:』更新
- 2019/01/20
- 更新
- Arc
アークRスケッチ集として『re:』シリーズでまとめます。
[クラリベルの歌がやむ前に][船は水よりも火を恐れる]更新。
[クラリベル~]はツイッターで書き散らかしたラクガキ清書でエルリーの[むすんでひらいて]の前置きエルク失踪時のSS。
ひとり夜の山を下りるエルク。
アークR前日譚は、故郷と三姉妹を背負い込んで世界の表舞台に立ったトッシュと、リーザすら置き去りにして世界の裏でひとりで戦い続けると決めてしまったエルクという、火属性バカ二人が選んだ道のくっきり分かれた明暗がたまらない。好き。
エルクの失踪はR世界に対する違和感に突き動かされた部分もありそうだったけど、ちょこの言ってた世界の理が狂わされていくのをエルクも感じていたのかな? 精霊に関する感受性が高いみたいな。理屈じゃなくて上手く説明できなくて共有できなくて、結局全部一人で背負い込んじゃったとか。
クラリベルは一度Vでも使ってるんですが、警鐘と儚さを併せ持つ炭鉱のカナリアのイメージは使い勝手が良すぎると思うんだ。
[船は水より~]はデリントン事件の数日後、帝国軍人になる前のグレーゴルさんSS。
旧アルディアの軍人が見た、英雄と呼ばれる少年の話。
グレーゴルさんの経歴やアルディアの状況は推測込みの捏造設定です。グレーゴルさん(とその実家)は旧アルディア時代からの軍人で、デリントン事件から数年後に建国されたアルディア帝国にも恭順して引き続きアルディア帝国軍人になりました、な感じで書いてます。
グレーゴルさんは3章でリーザへの当たりが強かったけど、実際ホルンの魔女云々はほぼ口実なので、リーザ個人がどうこうではなく「英雄」への当たりが強いのではないか。グレーゴルさんの英雄は処分するか管理下にって発想が本心なら、英雄を同じ人間と見なしてない、異質で強力な化け物のように見てしまう、だからこそ英雄を支配しようとしてる。そんな感じ。
- 2019/01/20