--- t h e O l d D a y ' s C h a r a c t e r s --- |
ディムロス・ホートルン 「気づいてると思うが、三人とも、こんな地の底でご苦労にも瓦礫掘り返してるような考古学者だ」 腰に届くあたりの紅の髪は軽く束ねていて、瞳の色は翡翠。色彩と同じく顔立ちも母そっくり。
母親と一緒だったときの姓は『カドウィード』、母親が殺された後の姓は『ティンバー』と、都合三つの家名を持ちました。最初は別に親子じゃなかったと思うのですが、気がついたときにはホートルン家にはとんでもない名前が揃ってました(^^;シャルティエよりも先に発掘されました。どうにも弟気質で、どこか子供じみたところもあるような。スタンをからかったりするわりには自分自身も引けを取らない鈍感ぶりのようです(笑) 「スタン、リオン、リリー。私の子供だ。これからは、君の家族にもなる」 シャルティエ・ホートルン 「もちろんです。どこにも行きません。僕は、ずっとあなたのそばにいます」 薄めの金髪に、母&ディムと同じ翡翠の瞳。ディムとは二卵性双生児です。当然。
時を経るごとに色濃くなる父の狂気をただ見ているしか出来ず、しかも姉への枷にもなっている自分の無力さに自己嫌悪すら覚えてしまう。そして千年経った時間の中でも、すべてに気づいていながらなにも言えなかった。強力な姉様の庇護化にいたので、どうしても気弱っぽい性格になっているのですが、そこそこうまくおさまってくれたかなぁ、と。ちなみに、個人的に声のイメージは石田彰さんもしくは伊藤健太郎さんでした。最初から。 「シャルティエ。エミリオを頼む。もうじき――この子に何もできなくなる私の代わりに…」 シャルロット・ホートルン 「私、堕ちることにしたの」 薄い金髪をきちんと結い上げたポニーテールは、ほどけば背中覆うぐらい。瞳も父譲りの藍色。いわゆるきつめの美人といった顔立ちでしょうか。
『夢の彼方へ』執筆は、このキャラから始まりました。設定を次々つけ足したというよりも、シャルティエの姉でソーディアンプロジェクト主任で、というのはほぼ同時でしたね。それからどんどんと周りの設定が肥大化したので、各断片をつなぎ合わせる際に、彼女はミクトランの娘になり、その後にまたディムの姉にもなりました。コアクリスタルに関するデータすべてと共に堕天を敢行した彼女ですが、それによって狂気を深めたミクトランがあのサイフリスを開発することを引き起こしてしまいました。 「絶対に諦めない――か。あんたらしいな。その"いつか"とやらを、墓の中で気長に待つことにするかな」 アトワイト・エックス 「やっと変わったんだから……また置いて逝かないでよ………」 腰を過ぎるあたりの黄褐色の髪を、一本の三つ編み。瞳は空色。
声のイメージが三石琴乃さんなんですよ〜、そういう性格なのです。設定上取り立てて重要な役を持っているわけでもなく、最初あまり気にかけていなかったのに、気づけば結構書きやすいキャラで、心理描写は楽しかったです。私はディムとの中を一押ししてます。第一印象の恐ろしさというモノがここにありますね!(笑)ところで設定、目に見えた追加はないようですが、裏裏裏…(以下割愛) 「――亡くしたその時はともかく、後になったら変わった…かな」 イクティノス・マイナード 「――あんな笑い方、とうに忘れてしまった……」 青銀の短髪、瞳の色は仮色ですが
誰もがそうと言えますが、悲惨な子供時代。そこから彼は人嫌いというか、人と接することを怖がるようになってました。父がそうであったように情報部に属し、周りを寄せ付けない『なんだか怖い人』で通っていたのが、リリーがすべて取っ払ったようです。ディムに奇妙な突っかかり方をしていましたが、あれはイクティの父の死はプログラムの暴走による事故のせいだったからです。声はですね、森川智之さんかな。 「俺が見てるおまえぐらいのガキたちは、もちっとしたたかだぞ」 ラヴィル・クレメンテ 「もしかすると……取り返しのつかないことをしてしまっていたのかも…しれんな――」 ディムたちの親たちはほとんどが、年齢は聞かないでください外見と差があります状態なのですが、クレメンテもそうだったのに、サイフリスにある人を奪われたことでめっきり老け込み、あのようなじじいに。結局のところ、リトラーも含めて天上都市開発に携わり、天地戦争の引き金を引いた人間の一人でもあるのですが、最後死なすか生かすかはすごく悩み所でした…。シアシーナとジニアをほとんど無理矢理巻き込んだ形で地上に堕天しましたから。
「私――残ります。残らせてください……だって、あの子たちを置いてなんてっ!」 ミオソティス・ホートルン 「こんなところで…っ! 死ぬものかっ! まだ…まだ死ねない!! まだ――!!」 薄い金髪緩やかに波打ったロング、藍色の瞳。この血筋で冴えた青系の瞳はヘリオール…
いやぁ、最初はあんなはずでは…(^^;『最後に出た世界征服目的の三流悪役』はやっぱり嫌だったので、ちまちまいじっていたら、ある日突然愛のみに生きるようになりました。盲目的に一人の女性の蘇生のために、千年ひた走った人でした。彼は天上都市から出られなかった。彼の妹でありジニアの妻であるフィラム(スタン兄たちの母親)も、やはり出られない身。そのためにこの二つの家族は周りによって引き裂かれてしまったのですが。 「あなたは裏切られたのですよ、あの人たちに。仲間に。――あなたの一番大切な人に」 |
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