映画4作を基準に、キャラや設定や雰囲気を作り込んでいるつもりです。 特に「デジモンアドベンチャー」「ぼくらのウォーゲーム!」「ディアボロモンの逆襲」がメイン。でも「02夏」も地味に入っています。 ※ドラマCD「夏への扉」は完全に除外しています。繋がりません。 >コンセプト 『STAND BY ME』は太一さん至上主義における「ありがちネタ」のかたまりです。あれもこれも全部やっちゃってる感じです。 そしてもう一つ、02EDの「25年後」に向けて、あるテーマを書いてみたくて。 >おまけのイメージソング 『STAND BY ME』全体で、前半が「Venus Say(Buzy)」、後半が「Be Somewhere(Buzy)」のイメージです。 「鯨(Buzy)」と「シスター(ポルノグラフィティ )」はそれぞれ、あるキャラクターによせて。 ※各リンクは歌詞サイトへ繋がっています |
>ディア逆の後 太一さんは帰るのが面倒だったのでヤマトの家に転がり込んで雑魚寝、爆睡。 そうとは知らなかったヒカリちゃんが先に帰宅してしまい、母親へ朝帰りの説明をする羽目に。 >お台場中学校 新興住宅地の台場地区が校区だと、まだ小さい子供しかいない家庭が多くて中学生の数は少ないはずだし、実際に港陽中は少なかったらしいので、一学年一クラス。 小学校は、学年(人数)によって一クラスだったり二クラスだったりかなと。 >タケルの「兄さん」呼び 02TV終了後から映画ディア逆までの間に変化、冬の終わり頃を想定。 >サッカー大会 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会を参考に。全国大会出場権は関東地区だと9枠。 関東地区大会は予選が六月中旬、本選が七月中旬。全国大会は八月中旬。 ※ちなみに学校単位だと、東京都中学校サッカー大会は七月下旬、関東中学校サッカー大会は八月上旬、全国中学校サッカー大会は八月下旬で、日程的にはこちらでもモーマンタイ。でもお台場中学校だけでサッカー部は作れないだろう。 『STAND BY ME』は五月に始まる物語。 たぶん、あれは五月にあった出来事。あのカレンダーの日付の並び方は五月だと思うのです。 だからこの物語は、八月ではなく五月に始まります。 |
>テレビ局の紳士協定とマスコミ対応を一手に引き受けた大人二人 ドラマCD「オリジナルストーリー 2003年−春−」より。 ただ、「ディア逆」の騒動はこれで収まりきるだろうかとも思います。ので、何かしら含ませてはいます。 しかしもうちょっと真っ当なドラマCDにならんかったものか、これは。 >大輔の英語能力 02夏映画でも通訳担当だった大輔は、本当に帰国子女だったらしく。 小二の99年にはお台場にいたので、大輔が物心つく前に渡米、大輔が小学校に、ジュンが中学校に上がる年に帰国してお台場に引っ越してきたと想定。会話は日常レベルに問題なし。しかし読み書きは、怪しい。 >ミミのいるアメリカは真夜中 日本とニューヨークの時差は14時間。ただしNYはこの時期サマータイム実施中なので13時間。よって日本で17時はNYで4時。 大輔の足の捻挫は「足枷」。生半可なことでは落とせそうにないあの大輔を落とすには、いったいどうしたらいいだろうと考えました。思いついたのは、こんなんでした。 『STAND BY ME』は太一さん主役、大輔が準主役。 |
>D−ターミナル ……やっちまっただ。この伏線は終盤まで凄まじく放置される予定なので、そっとしておいてあげてください。本命になるデジコアの説明とか、データで成り立つDWにおける「名前」の絶対性とかもまあ、いろいろと暴走気味ですが。 しかし02のD−ターミナルは理解不能です。ついでにミミちゃんがアメリカからゲート開ける手段も。02の14話、どうやってDWに来てたんだろう。わからないまま書くけど。それを言ったら1話の太一さんからして謎ですが。 >沓脱石 縁側から降りる足場になる、大きな平たい石のことですよ。 >金髪オリキャラ一号 本編で名前が出てくるまで遠いので一号(仮)。一年くらい前に当時の設定やプロットを日記でぽろぽろ呟いていたので、この子が何者か気づく方もいるかも知れないけど一号(仮)。 >四聖獣 チンロンモン(青龍)でもスーツェーモン(朱雀)でもシェンウーモン(玄武)でもなく、バイフーモン(白虎)優遇の兆しですが、別に陰陽大戦記は全然関係なく、一年以上前の初期プロット段階から決まっていたことでした。その理由も非常に単純明快なんですが、それはまたの機会に。 太一さんの飛び抜けた知覚能力の高さ。 ヒカリちゃんがデジモンの心など、いろいろなものを敏感に感じ取ってしまう不思議少女であるように、太一さんも同様の能力を持っているのではないか。ただ、ヒカリと違ってその能力は、危険が迫った時に咄嗟でも冷静で正確な判断を下したり、スパイラルマウンテン編のような痛みを伴う正解も最短で見出したり、幼いヒカリが笛の音で表現するすべてを正確に汲み取ったり、そういう類い希な鋭敏さを持った「認知能力」として発揮されているのではないかという解釈。見えている範囲が広ければ広いほど、正しすぎる正解も自ずと見えてくると思うので。 そしてそれは、太一さんが大切な人のために、そういう方向に発揮するようになったと勝手に思ってます。 |
5月2日編、終了。 >主要ライン 太一さんのラインが一番ど真ん中の直線で主幹、今後それに沿って取り巻く形で大輔のラインが枝を伸ばしていくわけですが、何かとタケルもサブの枝葉を担当しがち。少し引いた位置にあって便利に使いやすいらしい? さすが公式「語り部」キャラというか何というか(笑) 予定ではエピローグのために光子郎のラインもサブで取っていたのですが、上手く育てられなかったので割愛…… >出番 アルマジモンは伊織が触れたのみです。が、ホークモンに至っては名前すら出てません! 努力はしました、でも最終的にその節を丸ごとカットするはめになりました。他は全員、一度は何かしら台詞を喋っている、はず。 これ以降の話は主要メンバーに絞られていきます。次から人口密度がまた上がるんで…… >八人の紋章と四聖獣 これの解釈については同人世界でも結構いろいろあるようで、適当に都合よく利用してみました。 ちなみに割り当てとしては、「希望」と「光」がチンロンモンなのは公式として、「友情」と「愛情」がスーツェーモン、「知識」と「純真」がシェンウーモン、そして「勇気」と「誠実」をバイフーモンに設定しています。02組のデジメンタルの組み合わせと違いますが、四聖獣のパートナーの紋章を考えるとこの組み合わせに。 テーマのひとつは、時間。変化。成長。子供と大人。 |
5月3日編、開始。ここから前半の山場に向かいます。とりあえず伏線とか詰め込みまくり。 >タケルとヒカリ ……ちみっこのままじゃ無性に扱いにくかったです。えへ。何にしてもこの二人は無印組というよりむしろ02組になるので、さっさと元に戻さねばならなかったのですが。 ところで作中における時間感覚がおかしくなりそうです。うん、私の感覚が。忙しない。 >五堂大河 [callin' you]における5月1日の人。そう考えるとこっちが一号のような今更になって気がしてきたけど金髪オリキャラ二号。どう見ても日本人名のくせに天然の金髪です。 大河とtigerの引っかけというアバウト極まりない理由でパートナーがバイフーモンだったのは初期設定から変わらずなのですが、当初は年少組で無印タケルのポジションの予定でした。その後いろいろ調整しているうちに年少はリュシーのみとなり、その他は小説『スタンド・バイ・ミー』っぽく12歳の同い年に決まったので、「た」で始まる名前ルールで先代の中心人物に抜擢。故にバイフーモンも目立つこととなりました(笑) 名字の「五堂」は「八神」に倣った数字入りですが、戯曲『ゴドーを待ちながら』もある、かも? >こっそり奇妙な点 気づく方もいらっしゃるかと思いますが、あれは別に誤字というわけではありません。 Windows95(英語版)の発売日は、1995年8月23日。 アメリカにおける12歳の夏休みは、日本でいう小学校と中学校の狭間。 |
大河に「ゆうと」と呼ばれたあの少年の正体も含め、次回が前半の締め。 いろいろ盛り上げ所ですが……! >大河とバイフーモン 「君たちのその気持ちが、意志があれば、必ず見つけ出せる。それが、僕たちの力だから」 彼らの紋章はThe Crest of Will、意志の紋章。 >リュシー ルーシア・タヴァナー。ルーシアを仏風にリュシー、愛称です。ちなみにルーシアの語源は「光」。 >四聖獣のステータスと七年前のタイプ バイフーモン:聖獣型 データ →四足歩行デジモンで、猫系ながらガルルモンポジション。ちび大河を乗せて走ってました。 チンロンモン:聖竜型 データ →ウィザーモンと同種つまり魔人型デジモン。杖が木の枝なのはドルイドだから。ちびリュシーをお姫様だっこも容易い。 スーツェーモン:聖鳥型 ウィルス →もちろん鳥。今が朱雀でも当時から燃え盛っていたとは限らない。でもちびセシルの肩には止まれなかった。 シェンウーモン:聖獣型 ワクチン →実は羽つき蛇。しかしエイリアスの出番はあるのか。 人口密度が限界突破。人間とデジモンとエージェントあわせて、今回のラストで瞬間最大32人? ……ああ、眩暈が。 |
前半部、終了。名前未出も含めれば、ようやくオリキャラも出揃いました。 >かつての『選ばれし子供』 四聖獣は元パートナーデジモンらしいという話もあること、無印の作中では五人の子供のシルエットが過去の『選ばれし子供』として出ていることから、そこにファンロンモンを加えて、五人の子供と五体のデジモンの組み合わせとして設定しました。 >夕斗の死 五人目の子供。命を落とした子供。 今までの文中でもたまに子供は五人いたような描写を忍ばせていましたが、一人は既に死者だったのでした。 さて、あの幻影の視点の持ち主は誰でしょう。 >ファンロンモン ようやく名前が出たところで、太一とアグモンとコロモンとの関係とか、夕斗の姿を象っている理由とか、やはり謎のかたまりには違いないですか。直接的にも間接的にも、伏線は細かく仕込んできている、つもりです。 デジコアが一個減ってたりとか。 >先述のイメージソング 「鯨」はファンロンモン側の、「シスター」は大河たち側のイメージでした。 >大輔と賢の行方 情けない感じで今までじりじりと溜め込んできたこちらの話も、ようやく動きます。 デジタルワールドが原因で命を落とした子供。パートナーを守れなかったデジモン。どちらも『決してあってはならないこと』でした。 そしてこの『死』は、ずっと世界に影を落とし続けています。 『死』とは何なのか。そして『死ぬ』とはどういうことなのか。 非常に変則的な形ではありますが、これも一種の、ありがち「太一さん死にネタ」のつもりです。 |