STAND BY ME...


オリジナルキャラクター設定


※ この設定ページは『STAND BY ME』第6話までのネタバレと裏設定を含みます
※ 四聖獣の進化ルートは自作デジモン多数


1995年の『選ばれし子供たち』と四聖獣

光が丘で起きた事件から数ヶ月後の夏、デジモンが急速に多様性を獲得していった影響で肥大化したアポカリモンの脅威を排除するために、ホメオスタシスが選んだ五人の子供。人間の子供と対になるデジモンを生み出すことで明確にパートナー関係を結び、進化を促進した最初のケースとなった。
アポカリモン封印後、パートナーデジモンの四体は再進化・システム化し、大幅な権限と不死に近い性質を得て、デジタルワールドの大地を守護する四聖獣となる。しかしその年の12月にパートナーとの絆を失ったことで、行使できる力の総量に著しい制限がかかるようになってしまった。
1999年、不完全な力ではダークマスターズの侵攻を止められず、逆に各個撃破により封印されてしまう。
封印から解放された後も衰弱した四聖獣は守護の任を全うできる状態になく、太一たち1999年の『子供たち』から紋章の力を借り受けることで力不足を補っていた。
その後は進化の力を必要とする危機的状況には一時的に力を還せることもあったが、2002年の一連の騒動で損傷した世界を修復するために、再び紋章の力への依存が高まっていた。

パートナーなしの四聖獣の不完全さは、処理能力と回復力の著しい低下。四神らしく世界に干渉できる神様スキルいろいろたくさん積んでるんだけど、それを十二分に活かせない低スペックパソコン。
四聖獣は02とかテイマとかの威厳も大切にするつもりが、公式の好きなもの&嫌いなもの設定とか膨らませたり、進化ルート捏造してるうちに変なスイッチ入ったり、パートナーとのコンビっぷりとか考えているうちに、素のキャラがなかなか愉快なことになってきました。大河たちのキャラも、連載当初は太一たちの要素を分解して組み合わせて役目を割り振っただけで、必要最低限のキャラ立てがあればいいやと思ってたんですが、パートナー作り込んだらキャラを引っ張られて面白くなってきたかもしれません。私が(笑)




ファンロンモン Huanglongmon 究極体 / 神獣型・データ種 / デジコアの数:12 / 目の数:6

黄龍。デジタルワールドを構成する基幹システムにアクセスできる、神に最も近いデジモン。
1995年8月、夕斗のパートナーデジモンになった。
夕斗の死後はずっと暗黒の海の最深部に封印されていたが、意識体が夕斗の姿を象って外に抜け出し、コロモンと太一の紋章を利用して封印を打ち破る。
自らのデジコアの一つを与えることで、ロストデータのコロモンの存在を維持していた。
太一のパートナーデジモン。

進化
ルート
幼年期2成長期成熟期完全体究極体再システム化
コロモン
[レッサー型]
アグモン
[爬虫類型]
グレイモン
[恐竜型]
メタルグレイモン
[サイボーグ型]
ウォーグレイモン
[竜人型]
ファンロンモン
[神獣型]


五堂夕斗 Godo Youto 髪の色:金 / 目の色:青 / 紋章:the Crest of Night【夜】

1995年8月の『選ばれし子供』の一人で、ファンロンモンのパートナーになった。当時12歳。
95年の『子供たち』のリーダー。亡くなった母に頼まれた、弟の大河を守ることが一番大事なこと。
アポカリモン封印後、現実世界のNYでファンロンモン(この時はアグモンの姿)を庇って銃で撃たれ命を落とす。
本来の性質はアノードではなくカソードテイマー。

太一が北極星、天の中心、根元であり始まりならば、夕斗は一番星、あるいは夜の最初と最後にだけ現れる明星。
冷静で思慮深く、周囲に求められた役割を果たすような子供らしくない子供。取っ組み合いの喧嘩なんてしたのはセシルとが初めてだった。




バイフーモン Baihumon 究極体 / 聖獣型・データ種 / デジコアの数:12 / 目の数:4

白虎。デジタルワールドの西を守護する四聖獣の一柱。大河のパートナーデジモン。
太一の「勇気の紋章」と丈の「誠実の紋章」の力を借りていた。

通常技:鉄甲爪・青銅砲 / 必殺技:口から敵を金属化させてしまう波動を放つ「金剛」
好きなもの:ダッシュ / 嫌いなもの:木登り

進化
ルート
幼年期2成長期成熟期完全体究極体システム化
ニャロモン
[レッサー型]
フェレスモン
[獣型]
ライガモン
[獣型]
ティグリスモン
[古代獣型]
メタルティグリスモン
[サイボーグ型]
バイフーモン
[聖獣型]
再会後のエイリアスは成熟期のライガモンの姿。ライオンと虎の混血、ライガー。体の弱い大河を背中に乗せることが多かった、思い出深い姿。病気のせいで走れない大河でも、その背中に乗っているときだけは走れた。
フェレスは猫。ティグリスは虎。ティグリス川のティグリス、矢のように速く走る動物という意味でタイガーの語源。メタル〜はメタルガルルモン虎バージョン。
成熟期以降どの進化段階も四足歩行のままで、二足歩行の人型にならなかった。
混血のライガーだったりそこから純粋の虎になったり、いつでもとても足が速かったり、たぶん当時の大河自身やその理想を反映していた。


五堂大河 Godo Taiga 髪の色:金 / 目の色:青 / 紋章:the Crest of Will【意志】

1995年8月の『選ばれし子供』の一人で、バイフーモンのパートナー。当時12歳。
夕斗とは双子の兄弟。二人とも8歳まで日本で暮らしていたが、母が病死した後は父に引き取られ渡米した。
先天性の心臓疾患があり、年齢の割に小柄で運動も出来なかった。
手術を受けた今では、多少の不自由は残るものの普通の生活を送れる程度に回復している。

パートナーが虎=tigerだからというのと、頭文字「た」のルールで大河。
離婚家庭ではなく婚外子。二人の父親は母親が病死する間際に、初めて二人が生まれていたことを知らされた。
大人しい性格で引っ込み思案。父親のおかげで心臓の手術を受けられる目処が立つも、手術は一回きりではないし怖くてなかなか決心できずにいた。だが戦いが終わって四聖獣に生まれ変わることになったパートナーに、大河は自分の足で走れるようになることを約束する。




チンロンモン Qinglongmon 究極体 / 聖竜型・データ種 / デジコアの数:12 / 目の数:4

青龍。デジタルワールドの東を守護する四聖獣の一柱。リュシーのパートナーデジモン。
ヒカリの「光の紋章」とタケルの「希望の紋章」の力を借りていた。
現在はデジコアの一つを、今の『選ばれし子供たち』が進化の力を使うための鍵デュナミス・キーに変換している。キーはインペリアルドラモンへの究極進化を引き起こした後、そのまま今も大輔の中にある。

通常技:風絲華電 / 必殺技:天空より激しい雷を落とす「蒼雷」
好きなもの:座禅 / 嫌いなもの:歳を取ること

進化
ルート
幼年期2成長期成熟期完全体究極体システム化
ピョコモン
[レッサー型]
ズクモン
[鳥型]
ドルイドモン
[魔人型]
ホーリーエンジェモン
[大天使型]
ホーリードラモン
[聖竜型]
チンロンモン
[聖竜型]
再会後のエイリアスは成熟期のドルイドモンの姿。大きなオークの枝杖で風と土の魔法を操る、緑色のウィザーモン。リュシーを守りリュシーのために戦う、リュシーのナイト。リュシーをお姫様抱っこしながらだって戦える。
ズクモンは白くて長い羽角がチャームポイントのミミズク。成熟期までは森にゆかりのあるタイプと思いきや、完全体からは神聖系に覚醒。その後はデフォルトもドルイドモンになるくらい、最年少のおそろしさを発揮した。


ルーシア・タヴァナー Lucia Taverner 髪の色:黒 / 目の色:深緑 / 紋章:the Crest of Ray【光明】

1995年8月の『選ばれし子供』の一人で、チンロンモンのパートナー。当時9歳。リュシー(Lucie)は愛称。
夕斗と大河の異母妹。ある日突然新しく家族になると父に連れて来られた兄二人は、家族なのになんだか距離があってしかも言葉も通じなくて、最初はいろいろと戸惑いがちだった。

そのまんま、光を意味する名前。
ある大企業CEOのご令嬢でお嬢様育ち。95年チームの最年少でフランス人形のように可憐な外見だったが、引っ込み思案の大河やヘタレのセシルに発破を掛けたりする、勇ましいプリンセス。
日本育ちの兄二人とアメリカ育ちの妹が、自分たちだけでまったく言葉に不自由することなくコミュニケーションできるようになったのは、デジタルワールドに来てからだった。




スーツェーモン Zhuqiaomon 究極体 / 聖鳥型・ウィルス種 / デジコアの数:12 / 目の数:4

朱雀。デジタルワールドの南を守護する四聖獣の一柱。セシルのパートナーデジモン。
ヤマトの「友情の紋章」と空の「愛情の紋章」の力を借りていた。

通常技:煉獄爪 / 必殺技:太陽のプロミネンスに匹敵する炎の渦で焼き尽くす「紅焔」
好きなもの:頼られること / 嫌いなもの:見くびられること

進化
ルート
幼年期2成長期成熟期完全体究極体システム化
ツノモン
[レッサー型]
ガブモン(黒)
[爬虫類型]
サラマンドラモン
[火炎竜型]
ムスペルモン
[魔獣型]
フェネクスモン
[古代鳥型]
スーツェーモン
[聖鳥型]
再会後のエイリアスは究極体のフェネクスモンの姿(スモールサイズ)。二対の翼を持った朱金色の大鳥。長い尾っぽだけ青。羽が燃えてるわけではない。フェネクスは不死鳥だけどソロモンの悪魔でもあるという。
サラマンダーは既存があるけどドラモン系にしたくて自作。ムスペルは北欧神話で炎の巨人。神殺しの精霊。サラマンドラのときは他の誰も近づけなかった炎が、ムスペルに進化するとセシルや仲間は傷つけずに敵だけを燃やすようになった。
当時のいろいろ大変だった思い出とか、ウィルス種らしい強面っぷりに気を遣ってエイリアスを究極体の姿にしたら、七年ぶりに再会したセシルに「おまえだけ何はりきってんだよ」と笑われるはめに。


セシル・キーツ Cecil Keats 髪の色:赤 / 目の色:茶 / 紋章:the Crest of Trust【信頼】

1995年8月の『選ばれし子供』の一人で、スーツェーモンのパートナー。当時12歳。
昔は周囲に反抗しっぱなしで、最初の頃はよく夕斗に張り合っていた。
十歳も離れている優秀な兄アルバートに強い劣等感から反発、両親とも疎遠になっていたが、七年前にパートナーの尽力もあって和解。

音がきんと硬質そうな感じの名前で。
賢兄愚弟のブラザーコンプレックスのかたまりだった。ツンツンだった。夕斗に張り合おうとすると、それが気に食わないシャオリーに鋭く抉るようにいじられる。幼くともレディのリュシーには押されっぱなし。病気の大河を邪険にするほど落ちぶれてないし、むしろ同じ「出来る兄がいる弟」だし。そんな感じでチーム内では負けまくりだが、戦いでは一番駆けの突撃担当。




シェンウーモン Xuanwumon 究極体 / 聖獣型・ワクチン種 / デジコアの数:12 / 目の数:4

玄武。デジタルワールドの北を守護する四聖獣の一柱。シャオリーのパートナーデジモン。
光子郎の「知識の紋章」とミミの「純真の紋章」の力を借りていた。

通常技:黒雲 / 必殺技:周辺に濃い霧を発生させて幻影を見せ精神を破壊する「霧幻」
好きなもの:良い子 / 嫌いなもの:悪い子

進化
ルート
幼年期2成長期成熟期完全体究極体システム化
キャロモン
[レッサー型]
クダモン
[聖獣型]
フーシェンモン
[聖獣型]
チィリンモン
[聖獣型]
オールドワイズモン
[神人型]
シェンウーモン
[聖獣型]
合流後のエイリアスは成長期のクダモンの姿。白くて小さな管狐。足が短くて地面を歩くのが下手で歩きたくないので、シャオリーの上がお気に入りなものぐさジジイ。それでも参謀役のくせして発想がときどき過激なシャオリーの抑え役だったり、実は昔からファンロンモンの相談相手だったりする、頼れるかもしれない長生きジジイ。
フーシェンは狐仙。幻術使いの白狐。チィリンはセイバーズでクダモンが進化した麒麟。オールドワイズモンは老賢者。リュシー&チンロンモン組とは違って最初から最後まで神聖系ついでに東洋風ど真ん中な進化ルート。しっかりホーリーリングも持っていた。


シャオリー 髪の色:黒 / 目の色:黒 / 紋章:the Crest of Truth【真実】

1995年8月の『選ばれし子供』の一人で、シェンウーモンのパートナー。当時12歳。シャオリーは愛称。
周囲から孤立していた天才児で、友達は夕斗と大河だけだった。
早くに亡くなった父と同じ、情報工学の道を志す。スキップで大学卒業後はある企業の研究所に在籍。

たぶん台湾系アメリカ人とかの血筋。リーは亡き祖父にもらった「理」から。
事故に巻き込まれて両親を喪ってからは祖母と二人暮らし。シャオリーが渡米したばかりの五堂兄弟と出会ったのもその頃、病院でだった。
少し潔癖なところがあり、物言いも鋭いので言動がたまに過激。一人で勝手に劣等感に潰れて家族と溝作って、その延長で夕斗にも噛みついてくるセシルの僻み根性が最初はムカついて仕方なかった。




イライザ Eliza 髪の色:金 / 目の色:青

少女型の自律エージェント。デジタルワールドの維持管理を行うための端末であるゲンナイたち成人男性型のエージェントとは違い、子供たちと行動を共にして直接コミュニケートすることで、人間の心理を直に経験・学習するために造られた。最初はプログラム的・表面的な感情表現しか持ち合わせていなかったが、子供たちと交流を重ねていくうちに本物の少女のようにその「心」を開花させていった。
夕斗の死後、独断で自らをホメオスタシスから切り離し、ファンロンモンを暗黒の海の最下層に封印する。

名前は言語処理プログラム「ELIZA」より。
本編における外見イメージはテイマーズのアリス。金髪ツインテ&黒のゴスロリ。






index webclap diary

四聖獣のデジモンデータは集英社「デジモン公式超図鑑」とバンダイ公式サイトより